同じ大阪府内にはセレッソ大阪、ガンバ大阪というビッグクラブがあり、隣県にはヴィッセル神戸や京都サンガといった歴史も知名度もあるクラブが並ぶ。そんな環境の中で育成年代の指導者たちは大変だろうな、と、私には一ミリも関係のない心配をしてしまうFC大阪との試合だった。
J2昇格プレーオフで対戦したとき、スタジアムの観客数の少なさに驚いた記憶がある。
サンダーバードに乗ればすぐの距離なのに…と思ったものだ。
近くにビッグクラブが多いと、育成年代の選手だけではなく、ファンもそちらに流れてしまうのだろう。
そういえば東大阪はラグビーの町でもあった。
(スタジアムの話に触れると、めんどくさい方々がやってくると聞いているので、そこには触れないでおこう)
- スタッツ
PK戦終了
— カターレ富山 (@katallertoyama) February 28, 2026
🏆明治安田J2・J3百年構想リーグ 第4節#カターレ富山 0-0 (PK 10-9) #FC大阪#百年構想リーグ #Jリーグ pic.twitter.com/VihSv4xyct
試合内容としてはカターレ富山が圧倒。しかしスコアレスドローで試合はPK戦へ。
結果としてクラブ史上初(?)の「勝ち点2」を獲得する形となった。
- 配置

原田岳:今シーズン初のクリーンシート。後半立ち上がりのバタついた時間帯にビッグセーブを見せ、チームを救った。
深澤壯太:ビルドアップ隊のキーマンであり、ファイナルサードでは「6人目」として登場する安達チルドレン。この試合では、相手にプレスを仕掛けるタイミングのトリガーとして狙われていたか。
岡本將成:もう少し縦パスを差し込みたいところ。今節は「縦パスを付けない特徴」を相手に狙われていた。
香川勇気:今シーズン初先発。このポジションで先発した選手は岡本を含めて今季3人目。その中で唯一の左利き。
髙橋馨希:個人的に、監督交代(フォーメーション変更)の影響を最も受けた選手だと思っている。
ポジションがなくなったウイングコレクションの中でも、外を起点にレーンを移動するタイプの彼。
今回はまさかのウイングバック起用だった。
布施谷翔:深澤と離れて左配置。左サイドでも基本は大外レーンで活動し、プレークオリティはしっかり維持。
谷本駿介:この日はマークがこれまでよりタイトだった印象。それでもハーフスペースへの侵入は相変わらず素晴らしい。
チョンウヨン:この試合では谷本との役割分担が変化。これまでよりも後方に残る場面が多かった。
小川慶治朗:毎試合タスクが微妙に変わる選手。この試合では、髙橋馨希が内側に立つ場面で大外レーンを取る役割。序盤のチャンスはせめて枠に飛ばしたかった。
吉平翼:この試合では最後の局面でボールが集まった。ビルドアップの出口として機能する一方、ファイナルサードではややエネルギー不足だったか。シュートが枠に飛ばない日だった。
古川真人:逆足配置の両ウイングバックからのクサビのパスがこの試合の狙いのひとつ。ただタイミングがやや合わなかった。それでもチームが彼を見ている状態は、ストライカーとして良い状況と言える。
- ボール保持を志向するスタイル
- 後方で保持して攻撃をセットしたい
- ビルドアップのキーマンは深澤・谷本・ウヨン
- 押し込んでから 前線3枚+両ウイングバックで相手をピン留め
- そこに6人目(谷本 or 深澤)が侵入
今シーズンのカターレ富山の戦い方を簡単に整理すると、この構造が基本形だ。
- どうせ深澤使うんでしょ?
フォワードで使われた菅原は、左サイドハーフの東家が間に合わない場合、最初から深澤側に寄ったポジションを取り、ボールが入った瞬間にプレスをかける狙いだった。
左サイドハーフの東家がプレスに参加できる場合は、
• 菅原と島田が縦関係
• 1枚が岡本
• もう1枚が中盤(谷本・ウヨン)
をケアする形。
両サイドハーフは
• 香川、深澤
をそれぞれ同数で管理。
つまり
カターレのビルドアップ隊を窒息させる狙いだった。
この守備は今後、
カターレ対策として増えていきそうな形でもある。
この試合も、相手を押し込んでからのシュートまでの攻略はいい場面が多かったし、前半は狙われていたビルドアップ隊でわかりやすく引っ掛けられた場面はなかったように思う。
- ファーストブレイクでシュートまで
それでもこの試合は、押し込んでからの崩しで良い場面は多かった。
また前半は、狙われていたビルドアップで明確に引っ掛けられた場面は多くなかった印象だ。
11対11のサッカーで、FC大阪のように前線から同数プレスをかける場合、
どこかで数的優位を捨てる必要がある。つまり、ボール奪取直後のファーストブレイクが通れば、相手守備が整う前にシュートまで持ち込める。
この試合で言えば
• 吉平 → 小川のパス
• 古川 → 吉平のアーリークロス
などがそれに当たる。
これまでのカターレは後方保持 → セット → 崩すという攻撃が中心だった。
しかし、このような速い攻撃で得点が増えてくれば、試合運びはかなり楽になるはずだ。
どれだけレベル差があっても、守備をセットした相手を崩すのは簡単ではない。もっとチームとして、奪った直後からの攻撃を見たいところだ。
PKでもチームを救った原田。今シーズン序盤に見られた試合感の欠如はすっかり見えなくなった。意外とビックセーバーなところもあって、チームを乗せられるタイプのゴールキーパーなのかもしれない。
気になるのは保有権がカターレにないこと。これだけ試合に出ていれば来シーズンもいることが水面下で決まっていそうだが…
坪井は怪我をしていないと、我らが久世さんから伝えられている。
本当によかった。怪我でポジション争いにも参加できない選手を見るのは心が痛む。前線は競争が熾烈だけど、試合で見たい選手の一人だ。彼の奮起に期待しよう。
この試合書きたいことが多すぎて悩みました。今シーズンはあまりごちゃごちゃ書かない、続けることを第一と決めているのでこのくらいに。気が向いたら、あとで追記しようかな。

